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ケンヂのきもち

まずは自分を知らなきゃね~

以前のブログより移転⑦ 2009-06-13土づくりの重要性

土作りの重要性

自然界には、有機物が適切なC/N比(炭素:窒素)で 適した水分や空気が含まれるよう積み上げられて 50度前後の高温で発酵している堆肥塚はありません。 



ということは、自然は堆肥を作りません。 




自然は地表に落ち葉や腐食木をマルチ的に積もらせ 、長い時間をかけて、少しずつ腐植土をつくっています。
 
100年かけて、表土1cm程です。 



人文化は消費文化。数万年かけて出来た化石燃料も 数千年かけて出来た堆肥も消費し、エネルギーや 作物を作ります。
 

その速度が速すぎるので、循環されない、破壊につながる サイクルで生活してきました。 



それに対し自然は、様々な手を使いサイクルを 守ろうとしています。自然は様々な手を使い表土を 
守ろうとしています。有機物を分解し腐植土を作る 微生物を増やすよう、支援しています。 

肥沃な表土を守らなければ、それに依存している 全ての生き物が生存できなくなるからです。 


命あるものはやがて死を迎えます。命は土に戻り 新しい命の養分になります。
 
これが自然界の循環の法則です。
 
すべての生き物が依存しあい、均等がとれてこそ 循環します。 


環境問題、温暖化、地球は様々な危機の病状が 出始めています。均等が崩れています・・・ 




「現代農業は作物の成長を加速しようとしたが、 腐植の部分を加速する努力はほとんどされなかった。 生命の車輪のバランスは崩され、農の営みのバランス 
が損なわれた。その傷跡を化学肥料で埋め合わせよう とし、その結果世界の耕土は疲労し荒れ地となったか 汚染されている。耕土の修復と肥沃度の管理は 世界的課題となっている」 
- アルバート・ハワード1945年 


昔からわかっていたことなんですね~ 
堆肥作りは、自然の微生物を増やし、腐食を加速させる こと、100年1cmの自然の力に対し、 1年で同等の堆肥を作ることができます。 
もちろん、自然のサイクルにあった行動を 人がとるからこそ、自然は力をかしてくれるわけです。 


農業において一番重要なのは、私は堆肥作り、土作りだと思います。 



>良質な堆肥で育った有用微生物の豊富な畑の作物には、と書きましたが、それにはわけがあります。 
岩田進午先生の著書「土のはたらき」より、一部紹介します。 



水稲のイモチ病は、窒素を多用すると 
激化することが知られています。 
これは、細胞膜が薄くなるとともに、 
イネの硬さを保つケイ酸含量も低下して 
菌がイネの表面細胞へ侵入しやすくなるからです。 
キュウリ、タマネギ、インゲンなどの病原菌である 
フザリウム菌も、一般に、多肥条件で猛威をふるいます。 

窒素などを多肥すると、植物の育成は盛んになりますが 植物の表面細胞組織や、体内代謝のほうに好ましくない 変化があらわれます。 
根などの表面細胞が軟弱になり、病原菌の侵入が容易になります。 
作物体内のアミノ酸や糖の濃度が高まり、 葉や根から分泌するそれらの物質の量も増えます。 
根のまわりや葉などに育成する病原菌外虫が増殖します。 
これらの条件が総合されて作物は病気にかかりやすくなります。 

※多肥・・・作物が要求する以上の量という意味 


肥料の多肥により、作物が要求する以上になった場合 土に蓄積され今度はほかの障害が現れやすくなります。 
たとえば、カリウムが過剰に存在すると、カルシウム、マグネシウム 
ホウ素などの欠乏症があらわれます。これは、すでに物質循環が 破壊されたからです。 
土中の化学肥料濃度の増大は、これまで土ではあまり活躍できなかった 
微生物の増殖も促します。 
これらの微生物の多くは、森林中で生物遺体の分解にたずさわった グループとは別のグループに属します。 


これらのグループは活動が盛んで有機物をより急速に分解すると同時に 
土の風化を促進する働きを持っています。 


これらのグループは腐敗菌のグループです。 
結果、堆肥をすきこんでも、化学肥料を多肥した畑は土が痩せるわけです。 
偏った施肥は環境を変えてしまいます。 
やはり、自然の循環を念頭に置いた土作りが大切なわけです。 
虫はあまり付きません 


堆肥を作ることは、畑の多くの問題を解決してくれると考えます。 


堆肥をマルチ代りに使えば雑草の問題も解決してくれます。 
水不足の場合も土中の堆肥により水分量が蓄えられ、 水はけが悪い粘土のような土には、多めに堆肥をすき込んだり 
ソルゴーやサンヘンプなどの草を植え、緑肥としてすき込むことで 畑の修復ができます。 
(サンヘンプマメ科の植物で良質な家畜の餌にもなります。) 


ポイントはバランスのとれた土壌微生物圏が 病害抑制として機能しているということにあります。 
現代農業がこのバランスを壊してしまったため、 
病害の問題をも引き起こしてしまっていると考えられます。 

堆肥コンポストは有機物が単に腐ったものではありません。 
堆肥1グラムには約200万~300万の微生物が含まれるといいます。 
土の中では、数えられないほどの微生物が複雑な生態系を 作り上げています。 
畑の堆肥は、土の中の複雑な生態系バランスを調整しています。 
土壌微生物の大切な役割の一つに、植物の根からの養分吸収の 手助けすることがあります。 
有機物から窒素や硫黄、リン、微少ミネラルを取り出し植物が 吸収できる形に変えています。 
土壌ミネラルを分解して、カリやリン、他にもマグネシウム、カルシウム 
鉄分・・・を取り出すのも微生物の働きです。 
天然の成長促進ホルモンを作り植物の根の成長を促す役割 もあります。 
豆科の植物の根に窒素を固定したり、独自に窒素を固定を したりもします。 
土の状況に合わせ、アンモニア・窒素・硝酸塩を作り替えるのも 微生物の仕事。 
他にもいろんな微生物が養分を植物の根が吸収しやすい形に して提供したり、土壌の構造を調えたり、病原菌が植物の根に 感染するのを防いだり、 
土の毒素を中和したり、様々な方法で植物の生長を根本から 支えています。 
バクテリアの他にもミミズなどの節足動物、菌類、放線菌、 藻類、線虫などもそれぞれの役割に応じ、植物をささえます。 

どうしてこんなことがおきているのでしょうか? 
なぜなら、すべての生き物は植物に依存しているからです。 
植物なしでは生きることができないからです。 
色々なものが緻密に働き合い循環ができます。 その循環に適した環境に変わっていきます。 
植物に適した形に自然が循環しなければなりません。 
だから土作りが重要だと考えます 






以前のブログより移転 2009-06-15